HOME > 脳梗塞(脳卒中)の種類・分類のページ

脳梗塞(脳卒中)の種類・分類

脳梗塞(脳卒中)の種類と・分類についてです。

和泉市・堺市のリハビリマッサージ受けている人に多い「脳梗塞」というものは実際にはいくつかのタイプに分類され、その分類タイプごとに危険因子が若干変わってきます。


脳梗塞自体は脳細胞に栄養を送っている血管が詰まる。

そのため、栄養を送れなくなってしまって脳細胞が死んでしまう病気です。
ということは他のページでも記述しております。

症状は、脳のどこの領域で脳梗塞が起こるのかによって変化しますので、一概には言えませんが、感覚障害と運動機能マヒは多くの場合発生します。
これが多くの場合リハビリを必要とする理由でもあります。

さて、脳梗塞の分類は??

詰まる血管の種類と詰まり方によって分類されています。

○皮質枝梗塞

○穿通枝梗塞

○脳塞栓

と大まかにこのようなタイプがあります。


脳梗塞を知るための簡単な脳の構造

脳って何ですか?
→神経細胞と神経線維。それを保護・サポートする周辺細胞の塊です。

役割はご存知の通り体の司令塔。

身体の全身のありとあらゆる感覚(内臓の状態から親指の関節の曲がり具合・血の中の酸素の濃度まで)が脳に集まってきて その情報をすべて考えたうえでとるべき行動の命令を神経で伝えます。
また、新皮質では精神活動。つまり考え事や記憶の管理などもしております。
ちなみにリハビリの際に運動の命令を送るのも皮質の前頭葉という部分です。

で、物理的な構造は。。。
神経細胞の塊が脳の外側に集まって(皮質)、その神経細胞から伸びる神経線維が脳の中心の延髄、脊髄方向へと伸びています(髄質)。

でそこを通る血管のながれが、心臓から出た血管はいくつかに枝分かれしてすぐに上の首の方向へと伸びていき、そのまま首を通過して脊髄の周辺から脳の中心へ侵入します。

その中心で環状線のようなバイパスと枝分かれで脳の全体にまんべんなく行くように分かれていきます。
そこから脳の神経細胞の塊。つまり外側にある皮質へと伸びていきます。

で、栄養を送り終わった血管は今度は静脈として頭蓋骨のすぐ下を通って首から心臓へと帰っていきます。


・・・・・正直、文字だけではよくわからないかと思いますが、大丈夫です。

ただ、神経細胞の塊は外側で皮質という。内側は神経線維の塊で髄質という。
この名前だけ紹介したかったからです。

さて、最初に書いてある「皮質枝梗塞」。
ご察しの通り脳の皮質に分かれる枝の血管で詰まります。つまり割と大きい血管で皮質に分かれていくので、範囲も広いです。

なのでこの「皮質枝梗塞」は広範囲の症状(半身マヒや半身感覚障害・言語領域の障害など)を起こします。
さらに動脈硬化(どろどろ血液)が大きな原因となります。

食事の西洋化から動脈硬化の人が増えているので、この「皮質枝梗塞」も増えてきています。

脳梗塞(脳卒中)で最も多い脳梗塞「穿通枝梗塞」

血管は先ほどの皮質から分かれてどんどん皮質側へと進んでいきます。奥深くへと進んでいくと、脳の血管は終動脈と言われているので細く細くなっていきます。

そのほそーーくなった血管での梗塞を起こすのがこの穿通枝梗塞なのです。

別名「ラクナ梗塞」とも言われていて、「小さい脳梗塞がいっぱい起こっています。」などと先生に言われるものがこれです。

細い血管なので範囲は小さく、1つ起こっただけでは致命的な障害になりません。
ですがこの穿通枝梗塞はよく起こり、数が多く発症することが問題です。

この穿通枝梗塞で記憶領域に多発して物忘れや認知症が起こったり、足や腕の運動をつかさどる個所で起これば、
リハビリの障害になる筋力低下や歩行障害などのさまざまな障害をじわじわと引き起こします。

そしてこの危険因子は高血圧である。ということも日本人でよく起こる要因です

日本食は元来、塩分摂取の機会が多くなるので(梅干しや漬物、味噌汁など)
高血圧になりやすいです。

高血圧の方は、高血圧による血管破裂を起こした脳出血も、穿通枝梗塞に加えて危惧しないといけません。


脳に原因のない脳梗塞・・・・脳塞栓!

脳梗塞のは脳の血管の障害である。
ということは間違いなく、この脳塞栓も例外ではありません。

しかし脳塞栓の原因は脳以外にあります。

他の場所でできた血液が凝集したもの(血栓)が血液の流れに乗って脳の血管に詰まってしまうものが脳塞栓です。

おもに、心臓でできた血栓が詰まることが多く、不整脈の心房細動をお持ちの方にリスクが高くなります。

他にも、リハビリをするまでの間に寝たきりなどで動かなさ過ぎたら足血管から流れてくるものや、骨折などによって脂肪が血管の中に入って詰まってしまうものまでありますが、まれなケースです。

多くの方は心臓から発症するものが多いようですが、
先生から血液を固まりにくくする薬などで対処していることも多いです。


これらの疾患で発症する麻痺症状はリハビリが大きく効果をなします。
リハビリをせずにほったらかしにしているだけでは変わりません。

表面的な筋肉のリハビリでなく、体の中心を変えて、運動パターンをいいものに変更するリハビリで、歩行や動作の安定が得られます。

お問い合わせは今すぐコチラ!

電話番号 0120-604-603
お気軽にお問い合わせください。 →お問い合わせフォームはコチラ

ページトップに戻る