
パーキンソン病とパーキンソニズムの違いって?
パーキンソン病とパーキンソニズム(パーキンソン症候群)の違い
原因となる疾患は違うのに症状はパーキンソン病そっくり。。
それらのパーキンソン病の症状を持つ疾患をまとめてパーキンソン症候群(パーキンソニズム)と言います・つまり、パーキンソン病はパーキンソン症候群の中の一つと言える。ということになりますね。
では、パーキンソニズムの疾患とは具体的にどういったものなのでしょうか?
○多系統委縮症 ○進行性核上性麻痺 ○ピック病
○脳梗塞 ○薬剤性パーキンソン症候群
○大脳基底核変性症 ○中毒性パーキンソン症候群
○脳炎後パーキンソン症候群 ○クロイツフェルトヤコブ病
などなど、これらの疾患すべてがパーキンソン症候群を伴うわけではなく、
パーキンソン症候群に関連のある部位(錐体外路や黒質、大脳基底核周辺)での変性やドーパミンの分泌量の変化が病態として起こっているものであれば
パーキンソン症候群が出現する確率は高くなります。
そしてこれらの症状はパーキンソン病と同じようなものなので、リハビリや運動療法もまた、有効であることが多いです。
特に筋の運動パターンを変えるようなリハビリ方法を用いれば、運動機能に関しては今までと違った筋肉の使い方をするので「いつまでも繰り返し」ということは少なく、「変わっていってる」実感が得られます。
パーキンソン病とパーキンソニズムのリハビリ
和泉市や堺市でも在宅リハビリマッサージ治療をしているとパーキンソニズムでお困りの方に出会います。
パーキンソン病、パーキンソニズムともに症状はほとんど同じで
○安静時振戦(動いたりしたときに震えが止まる、指のふるえ)
○筋固縮(全身の筋肉が硬くなり、関節の動く可動域が下がる)
○動作緩慢(筋固縮の影響もあって、動きが鈍くなり、表情の変化がなくなったり、生活動作が俊敏にできなくなったりする)
○姿勢反射障害(姿勢の崩れやバランスの崩れを反射的に戻そうとする能力の障害)
など、これらの中のいくつかが出現することはパーキンソン病と同じです。
なのでリハビリ方法も自然とパーキンソン病と同じようなものになってきますが
パーキンソニズムは原疾患がパーキンソン病でない場合、ほかの症状が出現していて運動機能の障害に悪影響を与えていることも考慮しながら、個人に合ったリハビリ・運動療法の計画を立てる必要があります。
リハビリ方法などには大まかな方針の変更はなく、
ただ筋力を強化する、歩く練習をする・・・・・・だけのリハビリではなく
起き上がるときに使う筋肉を変えたり
歩くときに股関節にかける体重や主に使う筋肉や関節の動き方を変えたり。
間違った筋肉の使い方をしていて、無理をするから悪くなる。
の循環を変えるリハビリマッサージと運動指導によって
正しい筋肉の運動パターンを覚えると無理をしなくて済む。
の良い循環に変えることが、
運動機能のリハビリの根本だと考えており
どのような症状でもこの考え方で運動能力は変わります。
麻痺があっても、関節が固まっていても、しびれていても。。。
運動パターンを変えるリハビリの可能性は非常に大きいです。
また小波津式神経筋無痛療法をとりいれているため、神経へのアプローチによりリハビリをきちんと行えない方、あるいは痛みがありリハビリどころではないといった方でも「気付けば動き方が変わってきた」といった変化を出すことも可能です。
特にパーキンソン病の方では神経へ影響を及ぼす施術が、顕著に「動きの変化」につながることが多いです
お問い合わせは今すぐコチラ!
お気軽にお問い合わせください。 →お問い合わせフォームはコチラ